流産も死産も決して他人事ではありません。
誰にでも起こりうることなんです。
知識があるのとないのでは、実際に経験したときに気持ちの面でも差が出ます。
少しでも自分の身に起こった際に落ち込まずに済むためにも、流産・死産がどういったことなのかをお伝えしたいと思います。
【流産とは】
「妊娠21週6日までの時期に、赤ちゃんが母体の外に出ること」
とされています。
私のようにまだ心拍が確認できない状態で流産する場合もありますし、心拍が確認できたあとに流産する場合もあります。
しかし、心拍が確認できていないから流産してもいいということではありません。妊娠がわかった時点で、心も身体もお母さんへと近づいていきます。
そして赤ちゃんと元気に対面できる日を心待ちにするのです。
ですから、週数に関わらず流産された方への声かけには注意が必要なのです。
■流産の確率
流産する確率は15%程度と言われています。
つまり6〜7人に1人は流産を経験する可能性があります。
加齢とともに流産の確率は高くなります。
35歳で約2割
40歳で約3割
45歳で約6割、にもなります。
高齢出産が進む中、流産の数も増えていく可能性があります。
■火葬が必要なケース
また12週以降の流産の場合は、法律で火葬しなければならないと決められています。
火葬するために死産届の提出も必要になります。
流産の場合、死産届を出しても戸籍に残ることがありません。
もし母子手帳ももらっていない場合は、妊娠した証拠が残らなくなってしまいます。
そのため、数年前から一部の産科では思い出作りのサポートが始まっているそうです。
万が一経験された場合には、なにか思い出を残せないか先生に聞いてみてくださいね。
当協会では「天使届」という思い出作りのお手伝いをさせていただいています。ご希望の方は以下のLINEまたは「お問い合わせ」からご連絡ください。
次回は「死産」についてお伝えしていきます。