こんにちは。
流産死産グリーフケアの活動を行なっているウェルビーイングケア協会です。
流産・死産を経験されて、とても辛い思いをされていらっしゃることと思います。
この悲しみや、喪失感、不安などはいつまで続くのだろうと考えるとさらに不安になってしまうかもしれません。
でも安心してください。
必ず回復することはできるのです。
回復までは段階がある
回復するまでの期間は、人それぞれで、お子さんを亡くされた状況などによっても異なってきます。
1年以内に回復できる方もいれば、10年経っても引きずってしまっているという方もいらっしゃるのです。
ほとんどの場合、回復するまでに同じような過程を経験します。
研究によって5段階であったり、12段階であったりしますが、ざっくりと分けると次のようになります。
1. ショック期
流産・死産で赤ちゃんを亡くされた直後の段階です。
現実を受け入れられなかったり、頭の中が混乱しているような状態です。
2. 喪失期
亡くなってしまったことを現実だと受け止めるようになる段階です。
赤ちゃんへの想いが強くなるため、とても辛い時期となります。
悲しみだけでなく、自責(自分を責めてしまう)の念、罪悪感などを感じることがあります。
そして誰とも会いたくなかったり、引きこもったりと孤独を感じる場合もあります。
3. 回復期
少しずつ前向きになれる段階です。
悲しい感情が出てくることもありますが、喪失期のときのような辛さはありません。
気持ちに整理がつき、亡くなった赤ちゃんとの新たな関係性が見えてきます。
回復までは一進一退
喪失期から回復期までは行ったり来たりすることがあります。
これは順調に回復している証拠でもあります。
回復はある日突然訪れるものではなく、徐々に近づいていくものです。
よくなったと思っても、また悲しい気持ちになってしまう。
そんなときには「もうダメなんじゃないか」と思ってしまうかもしれません。
この回復までの道のりを知っておくだけで、回復は一進一退しながら着実に乗り越えていけるものだと自信を持つことができます。
それでも不安になってしまう方は、どうぞ遠慮なくご相談くださいね。