流産死産グリーフケア 家族に理解してもらえない……

こんにちは。

流産死産を経験された天使ママの心のケア、ウェルビーイングケア協会の守屋です。

グリーフケアカウンセリングを行っていて、家族の理解を得られずに一人で悲しみを抱え込んでしまっている方がとても多いと感じています。

たとえば、パートナーに見えないところでこっそりと泣いたり、流産(死産)から1年ちかく経っているのに心から笑えず、相手に合わせて無理に笑っていたり。

自分をさらけ出せないのは、とても辛いことですよね。

こんなときはどうしたらいいのか、2つの視点でお伝えしたいと思います。

夫婦が背中合わせですれ違う様子

無理しなくていい

一つは「無理しなくていい」ということ。

つまり泣きたいときには泣いていいし、笑いたくなかったら笑わなくていい、ということです。

泣きたいのに我慢をして、家族の見えないところで泣くことも

笑いたくないのに、家族に合わせて笑うことも

家族からの理解をさらに遠ざけてしまっているのです。

もちろん、家族を思う優しい気持ちはとても素敵なものです。

でも、あなたの本当の気持ちはもっと大切なんです。

自分の気持ちを我慢して、家族や他の人のために尽くすことは、いつか限界がきてしまいます。

まずは自分の本当の気持ちを大事にしてみてくださいね。

泣きたいときに泣いたって

笑いたくないときに笑わなくたって

だれも困らないと思いませんか?

気持ちは伝えていい

もう一つは「気持ちは伝えていい」ということです。

いつまでも悲しんでいるなんて言えない。

他の妊婦さんや赤ちゃんを見るのが辛いなんて言ってはいけない。

このように、早く元通りにならなければいけないと思っているかもしれません。

でも大切な命がなくなったのです。

悲しくて当たり前ですし、そんなに簡単に悲しみは消えないと思っています。

辛いときには「まだ辛い」

悲しいときには「悲しい」

気持ちは伝えないとわからないものです。

そして気持ちを伝えるだけなら、相手を困らせることも、まして傷つけることもないのです。

むしろ、本当の気持ちを伝えることで感謝されることすらあります。

実際に、気持ちを伝えたことで

「そんな風に思っていたんだ」

「気づかなくてごめんね」

「話してくれてありがとう」

このように言ってもらえて、思い切って伝えてみてよかったという声を聞きます。

どうぞ「無理しなくていい」「気持ちは伝えていい」ということを覚えておいてくださいね。

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